新製品「High Grade SoundStabilizerⅢ SSPH-HG2 30V Hi-Z」



この製品は当社製品の「SSPH-HG2 30V」の出力をハイインピーダンス仕様にした製品です。
ここではバッファとは何かや、
ハイインピーダンスとローインピーダンスの違い、
バランス・アンバランスについての詳しい説明は割愛し、
「High Grade SoundStabilizerⅢ SSPH-HG2 30V Hi-Z」を
KEMPER(STAGEを除く)やFRACTAL AXE-FXⅢで使用し体感出来た効果を雑多に書き出します。
これらの機種は今まで音質改善するには本体を改造しスタビライザーと組み合わせ
ローインピーダンスでマッチングさせる方法しかありませんでした。
この方法がベストな方法であると言う考えは変えていませんが、
高価な機材を改造すると言う手段はメーカー保証やリセールを考えると
どうしても手が出せないと言う方も多くいらっしゃいました。
そこでせっかくのバランス入力を使わない手はないし
ハイインピーダンスでマッチングさせたらどうだろうかと思いついた次第です。
詳しく書くとキリが無いので説明は省きますが
当社製品のインピーダンスコンバーターやファイナルスタビライザーを使って
ハイインピーダンスマッチングさせるのとは出音が全く違い、ここに書き出す効果は出せません。
KEMPER
オルタナティブインプットはバランス入力です。
これを最大限活かしたいと思いました。
スタビライザーとオルタナティブインプットをTRSケーブルで接続します。

音を出した瞬間に効果が体感出来ます。
アタックが明らかに明瞭になり、KEMPER特有のコンプレッションによる音の平坦さが改善されます。
より実機に近いピッキングダイナミクスが得られます。この効果は音の立体感や音のコシに直結します。
特にクリーンとクランチサウンドでは初速の遅さなどの不満がかなり改善されたと感じました。
ハイゲインはあまり歪み過ぎているリグでは違いが分かりにくいかもしれませんが、
ザクザク刻むリフやソロなどアタックが明瞭になった効果で弾く楽しさが倍増するのではないかと思います。
いずれにせよKEMPERは無料リグだけでも数万存在します。
使えるリグとそうでないリグがはっきりしますので取捨選択がし易くなるのではないでしょうか。
また有償リグを色々試したけど中々しっくり来ないと言う方は是非導入してみて下さい。
KEMPERでスタビライザー有無の比較をした動画です。
音色で違いを聞き分けようとすると違いがわかり難いかもしれませんが、
太さやタッチ・グリッサンドなどのニュアンス部分で大きく違ってきます。
弾きて曰く「無いとニュアンスが出ないので弾けなくなる」との事でした。
後半部分は細切れにし違いを分かり易くしてみましたので是非最後までご覧下さい。
フリーで弾いてもらったギターキャビネットから出ている音です。
KEMPER特有のコンプレッションも無く弾き心地もサウンドもアンプそのものです。
FRACTAL AXE-FXⅢ
AXE-FXⅡ以降は背面インプットがバランス入力ですのでTRSケーブルを使ってスタビライザーと接続します。
まだ短時間で使ったインプレッションしかいただいてませんが、
繋いだ瞬間サウンドの生々しさが全然違う、
外して使うと明らかにタッチやニュアンスの再現度に物足りなさを感じたとの事でした。
プロセッサーが非常に優秀なので豊富な情報量を本体に送れば送るほど
サウンドに反映してくれるので効果が体感し易いと言えます。
普通に直列接続したエフェクターボード
SSPH-HG2は30Vで動作し圧倒的なヘッドルームを持ったヘッドアンプが内蔵されています。
ギターの微弱な信号を余す事無く吸収し次の機器に伝達します。
圧倒的な情報量がインピーダンスマッチングした状態で送り込まれる効果は予想以上でした。
驚く様な音の太さとタッチやニュアンスの再現度向上はもちろんボリュームやトーンの効きまで良くなります。
とかくバッファは音色が好みに合うか合わないかで判断しがちですが、
この効果はその判断に一石を投じるアイテムになるのではないかと思いました。
また色々検証が済み次第追記していくようにします。
KEMPERとFRACTALは比較音源も予定していますので順次公開して行きます。
商品に関するお問い合わせは下記アドレスまで
evaemis@power.email.ne.jp
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