FC2ブログ

アンプ改造ご紹介 その③

今回は2台ご紹介。

「'64 Vibroverb Custom Reissue」

2000年代に発売されたCesar Diaz氏が監修したSRV仕様のアンプ。

P1050628.jpg

以前にも何度かこのアンプを触る機会があったのですが純正エミネンススピーカーが、

アンプのポテンシャルを全然活かし切れていない音でした。

このアンプはスピーカーを純正からJBLのKかDのアルニコ15インチに交換されていましたが、

ElectroVoice EVM-15Lが持ち込まれ交換希望でしたがフレームがトランスに当たるため断念。

でもJBLで充分過ぎる程このアンプのイメージに合った音だったので不満はありません。

切り替えで整流管かシリコンを選択出来るのですがノーマル状態ではシリコンが良いなと言う印象でした。

もともとポイントトゥポイントだし最初は入力のインピーダンスMODだけで預かりましたが、

結局このアンプもEQに手を入れた方が良いとの判断でEQシフト改造も行いました。

完成後のサウンドチェックでスタビライザーだけ繋いで音を出した瞬間

「えぇ~わぁ~」

ビンテージアンプのように包み込まれるようなやさしい倍音。

リバーブを少し掛けるだけで奥行と拡がりのある空間が出来上がる。

決して甘いだけの音ではなく立ち上がりは速いし骨太、

でも癒される柔らかさを兼ね備えた素晴らしい仕上がりになりました。

改造後は整流管一択でしたね。


もう一台は「ORANGE RETRO 50 CUSTOM SHOP」
IMG_0904.jpg

ORANGEでも日本では見かけた事無い珍しいアンプです。

流石カスタムショップだけあってポイントトゥポイントなど現行のヘッドとは造りが違いました。

最初の音出しでは悪くはないけど泣くほど良くもない音。

でも手を入れれば絶対に良くなるイメージが出来るアンプでした。

インピーダンスMODとEQシフトのメニューで改造をする事にしました。

インピーダンスMODやEQシフトって劇的に音が変わるような改造ではなく、

インピーダンスの調整で音の経路を適正化し

EQシフトは全然効いてほしい所で効いてくれない明後日を向いているEQ周波数を

音楽的な方向に修正してあげると言う地味な改造です。

だからこそアンプが元々持っているポテンシャルが重要で

余白になってしまっている部分を引っ張り出してあげるイメージです。

モディファイ後はイメージ通り素晴らしいアンプになりました。

GAINノブを上げていくとクリーンからドライブサウンドまでリニアに変化してくれて、

EQはMIDDLEとTREBLEはMAXでBASSはギターによって必要な分だけ上げる。

立ち上がりが速くスコーンと抜けてくれる気持ちの良いアンプになりました。

そんなに多くORANGEアンプを触って来たわけではありませんが

間違い無く今までで一番良いORANGEアンプです。

IMG_0902.jpg
同時に元々は無かったセンドリターンも増設したのですが、

センドリターン増設についてはまた別の機会で紹介させていただきます。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

evaemis

Author:evaemis
大阪でオリジナルエフェクターやエフェクトボード製作を手掛けるEVA電子楽器サービスです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR