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BOSS GT-1000 インピーダンスMOD

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バリバリ新製品の BOSS GT-1000 をインピーダンスMODご依頼いただきました。

ノーマル状態で弾いた印象はアンプモデリングの質感が良くなり、

レイテンシーも感じずストレス無く弾いていられる印象です。

ラインで使ってもアンプリターンで使っても音作りし易いのは

アウトプットセレクトが優秀だからでしょうか。

インピーダンスMODを施した部分はINPUT・RETURN1・RETURN2の3ヵ所です。

単体で使う場合はRETURNのインピーダンスはあまり問題になりませんが、

4ケーブルメソッドやSEND/RETURNにエフェクターを入れて使う場合かなり弊害が出て来ます。

インピーダンスMOD後のテストで使用したスタビライザーはSSPH-HG2です。

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先日ご紹介したFRACTAL AX8インピーダンスMODでも好結果の組み合わせでした。

インピーダンスMOD+SSPH-HG2を組み合わせたサウンドはもうテンション上がる音です!

プリセットを送りながらコレ!と、

気に入った音を見つければコントロールが思いのままになると言った感じです。

こんな音出したいと思って弾いているとGT-1000がそれに応えてくれる。

音色どうのこうのでは無くニュアンスです。

ピッキングやタッチ、ギターのボリュームやトーンの操作、

これだけで思いのままに表現出来る。

ずっと弾いていられる。そんな音です。

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FRACTALもKEMPERもこのGT-1000もノーマルで本当に良く出来ている。

これは間違いありません。

しかしINPUTの手前で微弱なギターの信号をそのまま入力して使うより、

SSPH-HG2等でギターの信号を高密度・高解像度にして送り込むと

それに充分応えてくれるスゴイ機材なんです。

本当にノーマルで使っているのはもったいないと言える程の違いです。

これらと組み合わせて使いたいスタビライザーは30V動作で圧倒的なダイナミックレンジを持つ

SSPH-HG2かPHC-VIC 30Vしかないでしょう。


しかしGT-1000はテクノロジーとしても大きなブレイクスルーを果たしたのではないでしょうか。

弾く前は10万オーバーの価格に驚きましたが弾けば納得、

10万円でこれだけの機材が手に入る時代になったんだなと思いました。


この記事に関するお問い合わせやご相談は下記アドレスまで。

evaemis@power.email.ne.jp
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特注品「Variable Impedance Preamp」

30Vタイプもリリースされてスタビライザーシリーズの中で最も人気の「PHC-VIC
phc-vic 30v

このモデルをベースに今回の特注品は入力インピーダンス値の上限を

最大1MΩから最大8MΩまで引き上げたモデルです。

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ピエゾピックアップの出力はインピーダンスが非常に高いものが多く、

それに対応させるべく製作されました。

入力インピーダンス切替はミニスイッチにて3段階のレンジ幅を持たせています。

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ミニスイッチ右側の切替で2MΩ幅単位でレンジ幅を選択します。

選択したレンジをツマミにて無段階にインピーダンス調整出来ます。
・100kΩ~2MΩ
・2MΩ~4MΩ
・6MΩ~8MΩ

ミニスイッチ左側は通過レンジの切替です。
・MID 中低域寄りへレンジシフト
・NOR ノーマル
・LOW 低域よりへレンジシフト

ピエゾを搭載したエレアコやウッドベースなどは

少し低域へ重心をズラす事で胴鳴り感が得られます。

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ツマミ左側「H/A GAIN」は入力された信号を最大10dbまでブーストします。

出力の弱いピエゾピックアップのゲインを補正します。

例えばマグネットピックアップと両方使う場合に

出力の高いマグネットピックアップとのバランスを取る事が可能です。


本体の電源は電池の他、外部DC9V~18Vを入力する事で

内部30Vへ昇圧安定させる新回路です。

圧倒的なダイナミックレンジと広範囲のインピーダンス調整で、

繊細なピエゾピックアップの能力を最大限引き出せます。


今回のインピーダンスレンジはオーナー様の

ピックアップの特性に合わせたレンジとなっております。

もっと上のレンジを調整出来るようにする事も可能です。

ポットの調整幅の限界がありますので2MΩ単位幅での無段階調整となります。

ケースサイズも電池内蔵でなければ小さくする事も可能です。


この記事に関するお問い合わせやご相談は下記アドレスまで。

evaemis@power.email.ne.jp
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Author:evaemis
大阪でオリジナルエフェクターやエフェクトボード製作を手掛けるEVA電子楽器サービスです。

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