FENDER HOTROD DELUXE エフェクター内蔵 インピーダンスMOD、その他
FENDER HOTROD DELUXE 人気のチューブアンプです。
今回はエフェクターを内蔵してほしいとのご依頼から始まりました。

内蔵したいというエフェクターは「HIWATT CUSTOM TUBE OVERDRIVE」

クリーンチャンネルとこのエフェクターの組み合わせが気に入っているとの事。
送られてきたアンプとエフェクターを弾いてみて「なるほど」と思える組み合わせでした。
立ち上がりが鋭く音圧があり気持ちの良いクランチサウンド。
アンプのドライブチャンネルでは出せない音なので、内蔵に向けて色々調べてみました。
このアンプ、クリーンチャンネルは逆相、ドライブチャンネルは正相です。
エフェクターの方はONすると逆相になります。
お使いのギターが正相なのでエフェクターONの時は出音が正相になる。
ギター(正相)→エフェクターON(逆相)→アンプクリーンチャンネル(逆相)=出音正相
エフェクターOFFの時は逆相でプレイされていたのかなと思ったのですが、
お使いのクリーンブースターがONすると逆相になります。
ギター(正相)→クリーンブースター(逆相)→アンプクリーンチャンネル(逆相)=出音正相
逆相になってしまうエフェクターふたつをうまく切替ながら
出音の位相をコントロールしていた事になります。
位相に関する知識は全く無かったそうなので感覚だけでうまく使いコナしてたんですね。
さて内蔵にするにあたってエフェクターONで逆相は対処しておかなくてはならないのと、
エフェクターON/OFFした際のインピーダンスマッチングも考えなくてはいけません。
ローインピーダンス入力のみでよければ簡単でエフェクターとアンプを
それぞれインピーダンスMODしてLo-Z入力専用にすれば解決ですが、
ギター直でも使うハイインピーダンス入力も残すので工夫が必要です。

INPUT①をLo-Z入力専用、INPUT②をHi-Z入力用とし、
ジャックの差し替えで動作するインピーダンス切替回路を製作して対応しました。
エフェクター電源もアンプから専用電源を取り出しDC12Vにて作動させています。
これによりLo-Z入力時はHIWATTエフェクターはただ内蔵されただけで無く、
より太くガツンと歪むようになります。
Hi-Z入力時もHIWATTエフェクターON時はエフェクター⇔アンプ間の
インピーダンスがマッチングする様回路設計していますので、
以前のようにエフェクターとしてボードで使っていた時より断然良くなっています。
エフェクター本体は筐体内部側面に固定しました。

位相とインピーダンスマッチングの次に難題だったのがエフェクターのコントロール系です。
当初はアンプのドライブチャンネルも使える前提でエフェクターのON/OFFのみ
フットスイッチを使ってコントロールするつもりでした。
しかしドライブチャンネルは全く使えなくても構わないので
エフェクターのコントロールツマミふたつを
アンプコントロールパネルで使える様にしてほしいとの追加依頼。
それに加えフットスイッチを使わない時はコントロールパネルにある
「CHANNEL SELECT」スイッチにてエフェクターのON/OFF出来る様に、
エフェクターONの時はコントロールパネルの
ドライブチャンネル用LEDを連動させて視認出来る様にです。

これでエフェクターの「DRIVE」コントロールはアンプの「DRIVE」ツマミで、
エフェクターの「LEVEL」コントロールはアンプの
「MASTER」ツマミでそれぞれ操作可能になりました。
アンプのEQは元々クリーン・ドライブチャンネル共用なので
クリーンチャンネルのみで使用出来ます。

エフェクターの「TONE」は元々センター固定なのでそのままにしてあります。
これでエフェクター内蔵に関する位相・インピーダンス・操作系のご要望はクリアしました。
次にこちらからのご提案でクリーンチャンネルをHIWATTエフェクターに負けない位、
立ち上がり鋭く、高域は先細りする事無く煌びやかに、
中域は音像を保ちつつコントロール幅を広げ、
低域は太さを残しつつタイトになるようEQシフト改造を施しました。
ドライブチャンネルを捨てる英断には驚きましたが、
コントロール系もスッキリ纏まりサウンドと実用性が伴う結果となりました。
アンプをご返送後「音は完璧です」とご連絡いただけました。
東京⇔大阪間のやり取りではありましたが改造の目的が非常に明確でしたので、
お預かりからモディファイ完了までスムーズに終える事が出来ました。
ご紹介したモディファイのご相談やお問い合わせは下記アドレスまで
evaemis@power.email.ne.jp
今回はエフェクターを内蔵してほしいとのご依頼から始まりました。

内蔵したいというエフェクターは「HIWATT CUSTOM TUBE OVERDRIVE」

クリーンチャンネルとこのエフェクターの組み合わせが気に入っているとの事。
送られてきたアンプとエフェクターを弾いてみて「なるほど」と思える組み合わせでした。
立ち上がりが鋭く音圧があり気持ちの良いクランチサウンド。
アンプのドライブチャンネルでは出せない音なので、内蔵に向けて色々調べてみました。
このアンプ、クリーンチャンネルは逆相、ドライブチャンネルは正相です。
エフェクターの方はONすると逆相になります。
お使いのギターが正相なのでエフェクターONの時は出音が正相になる。
ギター(正相)→エフェクターON(逆相)→アンプクリーンチャンネル(逆相)=出音正相
エフェクターOFFの時は逆相でプレイされていたのかなと思ったのですが、
お使いのクリーンブースターがONすると逆相になります。
ギター(正相)→クリーンブースター(逆相)→アンプクリーンチャンネル(逆相)=出音正相
逆相になってしまうエフェクターふたつをうまく切替ながら
出音の位相をコントロールしていた事になります。
位相に関する知識は全く無かったそうなので感覚だけでうまく使いコナしてたんですね。
さて内蔵にするにあたってエフェクターONで逆相は対処しておかなくてはならないのと、
エフェクターON/OFFした際のインピーダンスマッチングも考えなくてはいけません。
ローインピーダンス入力のみでよければ簡単でエフェクターとアンプを
それぞれインピーダンスMODしてLo-Z入力専用にすれば解決ですが、
ギター直でも使うハイインピーダンス入力も残すので工夫が必要です。

INPUT①をLo-Z入力専用、INPUT②をHi-Z入力用とし、
ジャックの差し替えで動作するインピーダンス切替回路を製作して対応しました。
エフェクター電源もアンプから専用電源を取り出しDC12Vにて作動させています。
これによりLo-Z入力時はHIWATTエフェクターはただ内蔵されただけで無く、
より太くガツンと歪むようになります。
Hi-Z入力時もHIWATTエフェクターON時はエフェクター⇔アンプ間の
インピーダンスがマッチングする様回路設計していますので、
以前のようにエフェクターとしてボードで使っていた時より断然良くなっています。
エフェクター本体は筐体内部側面に固定しました。

位相とインピーダンスマッチングの次に難題だったのがエフェクターのコントロール系です。
当初はアンプのドライブチャンネルも使える前提でエフェクターのON/OFFのみ
フットスイッチを使ってコントロールするつもりでした。
しかしドライブチャンネルは全く使えなくても構わないので
エフェクターのコントロールツマミふたつを
アンプコントロールパネルで使える様にしてほしいとの追加依頼。
それに加えフットスイッチを使わない時はコントロールパネルにある
「CHANNEL SELECT」スイッチにてエフェクターのON/OFF出来る様に、
エフェクターONの時はコントロールパネルの
ドライブチャンネル用LEDを連動させて視認出来る様にです。

これでエフェクターの「DRIVE」コントロールはアンプの「DRIVE」ツマミで、
エフェクターの「LEVEL」コントロールはアンプの
「MASTER」ツマミでそれぞれ操作可能になりました。
アンプのEQは元々クリーン・ドライブチャンネル共用なので
クリーンチャンネルのみで使用出来ます。

エフェクターの「TONE」は元々センター固定なのでそのままにしてあります。
これでエフェクター内蔵に関する位相・インピーダンス・操作系のご要望はクリアしました。
次にこちらからのご提案でクリーンチャンネルをHIWATTエフェクターに負けない位、
立ち上がり鋭く、高域は先細りする事無く煌びやかに、
中域は音像を保ちつつコントロール幅を広げ、
低域は太さを残しつつタイトになるようEQシフト改造を施しました。
ドライブチャンネルを捨てる英断には驚きましたが、
コントロール系もスッキリ纏まりサウンドと実用性が伴う結果となりました。
アンプをご返送後「音は完璧です」とご連絡いただけました。
東京⇔大阪間のやり取りではありましたが改造の目的が非常に明確でしたので、
お預かりからモディファイ完了までスムーズに終える事が出来ました。
ご紹介したモディファイのご相談やお問い合わせは下記アドレスまで
evaemis@power.email.ne.jp
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