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音声経路のお掃除

3~4年前くらいになりますが音楽雑誌を見ても

何も興味をそそられるアイテムが無いので

オーディオ雑誌ばかり読んでる時期がありました。

その時に雑誌で見た瞬間にピンと来たのがコレ。

P1030446.jpg

オーディオ機器内に滞留した磁気を除去してくれるというモノ。

読めば楽器にも使えると言う事なのでなんとか実機をお借りしテストする機会を得ました。

その結果はプラシーボ効果などではなく誰が聞いてもハッキリ実感出来るものでした。

この機器の出力からエフェクターボードへ繋ぐだけでアンプ→キャビネットまで

一気に60秒程度で消磁出来てしまうんです。

ギター本体も消磁して音を出してみると・・・

見事にキラッキラのプリップリなトーンに蘇ります。

不要な磁気がここまで音に悪影響を与えているんだと、

初めて使ってみた時は軽くショックを受けるほどでした。

P1030447.jpg

スピーカーのエージング機能も素晴らしい効果があるので

コンボアンプやギターキャビネットのエージングにも重宝しています。

安いモノではありませんが今では手放せない機材のひとつとなっています。
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BugLug 東名阪 ONEMAN TOUR

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2月にご来店頂き特注「2impidanceStabi & FinalStabilizer」を導入してくれた

BugLugのギタリスト一樹氏にお招きいただいたので観に行かせて頂きました。

特注品をお渡ししてから連絡を取り合いどこかのタイミングで

機材の位相を調べましょうとお話していたのですが結局叶いませんでした。

位相大丈夫かなと思いながら開演を待っていたのですが、

開演直前のアンプ音出しチェックの音を1秒聞いただけで

「あ、大丈夫だ」と確信出来る音でした。

ステージが始まってからもバンド全体の位相がバッチリ合っていたので

最後まで安心してライブを楽しむ事が出来ました。

一樹氏のギターもアンプのクリーン・リードチャンネルや

エフェクターのプリセットを変えても位相が反転する事がありませんでした。

ご自分の耳だけで判断されたそうなのですが流石ですね。

音抜けに悩んでわざわざ大阪にある当社まで来られたのですから

どっちの音が抜けるか気持ち良いかの判断に間違いはありませんでした。


終演後少しお話させていただいて驚いた事がありました。

リハーサルでPAの方にコンソールで出音の位相を切り替えてもらい

どっちの音が良いか判断しているそうです。

今時のミキサーコンソールは各チャンネルの位相反転がワンタッチで

出来る様になっているのでPAの方とこういった

連携が出来ているのは素晴らしいなと思いました。


もともと楽器の位相を啓蒙しだしたのは

プレイヤーが気持ちよく演奏出来る様にという所がスタートです。

楽器の出音が逆相でPAで外音の位相を合わせるのもひとつの方法ではあります。

プレイヤーが音抜けの悪さに苦労しつつそれを技術でカバーしているのであれば、

楽器の出音を正相にして音抜けに悩む事無く気持ちよく演奏してもらう事が出来れば

バンドのアンサンブルがより一層高まる事は疑いありません。

その概念が個人レベルでなくバンド全体で共有出来るかどうかで

他のバンドとの差となって表れるのは間違いないでしょう。

レコーディング報告

ギタリストJUNYA氏(ex MIDNIGHTSUNS)からレコーディングの報告をいただきました。

スクエアエニックス「すばらしきこのせかい」のアルバム製作です。

JUNYA氏はアンプのクリーンサウンドを基本にエフェクターで歪ませるスタイルです。

レコーディング前のご相談でアンプの性能を最大限引き出しつつ、

歪みのエフェクターを使い分けキャラクターを作りましょうと提案させていただきました。

今回ギター録りに使用した3機種です。

S・Booster for Guitar
写真 4

FinalStabilizer
写真 3

BackingStabilizer
写真 5

HondaSoundWorks製のKT管を使用したアンプの

どこまでもクリーンなキャラを活かす為に、

アンプのボリュームをMAX付近まで上げてダイナミックレンジと

フルテン付近で得られる倍音を最大限引き出した上で、

BackingStabilizerで音量を整える方法を取りました。

この手法を取るとエフェクターのゲインを過剰に上げたり

EQで高音域を上げて補正しなくても、

エフェクターの歪みが綺麗に乗った上でアンプのナチュラルな

倍音を活かしたサウンドメイキングが可能になります。


ベース担当のTSUYO$HI氏(PayMoneyToMyPain)がアルバム中3曲で

2PhaseControl D.I を使用してくれたようです。
NEC_0047.jpg

写真 2

右からドラム ZAX氏(PayMoneyToMyPain)、JUNYA氏、TSUYO$HI氏、ドラム KO KANZA氏です。

楽しそうな現場ですねー

写真 11

共にギターを担当したカトウタロウ氏(写真右 ex BEAT CRUSADERS)との2ショット。

写真 1

スタッフの方々も一緒に記念撮影した写真もいただきました!


どのようなサウンドが出来上がってくるのか今から楽しみです。

コーラス弾き比べ

P1030414.jpg

左から「DC-2」「CE-2」「CE-2B」の3機種が揃ったので弾き比べしてみました。

「DC-2」だけインピーダンスMODした物でその他はノーマルのままです。

まず「CE-2」と「CE-2B」の違いですが、やはり良く似ていますね。

「CE-2B」の方が低音部分が少しモヤモヤする印象ですが、

これを太いと表現も出来るでしょう。

ベース専用と名づけているだけあって見事なチューニングだと思います。

これはこれでギターに使うのは全然アリですね。

「CE-2」は流石名機。

さわやかな潤いのあるコーラスサウンドです。

「DC-2」はインピーダンスMODしているので

3機種弾き比べた時の印象は音色云々の話ではなく、

ギター音とエフェクト音とが綺麗に混ざり合って一体化した様に聞こえます。

断然「DC-2」が気持ちよく感じるんです。

聞き比べると「CE-2」と「CE-2B」はギター音とエフェクト音が

別々に鳴ってる様に聞こえてしまうのだから不思議です。

今までそんな事思った事も無いのに。


今回「CE-2」と「CE-2B」はインピーダンスMODをする為に

預かった訳では無いのでこのままお返しします。


BOSSのムック本でメーカー技術者が

CE-1」と「CE-2」は

入力インピーダンスが違うのでそれが音に影響している。

「CE-1」はマイルドで「CE-2」は多少ハイがきつい感じ。

と語っておられたので「CE-2」をインピーダンスMODし、

最適な値でLo-Z入力化すれば「CE-1」に限りなく近づけるのでは?

と想像してしまいました。
プロフィール

evaemis

Author:evaemis
大阪でオリジナルエフェクターやエフェクトボード製作を手掛けるEVA電子楽器サービスです。

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