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BAROQUE TUOR SYMMETRIA

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4月22日OSAKA MUSEで行われた「BAROQUE TUOR SYMMETRIA」に行って来ました。

2月にご来店いただいたBAROQUEのギタリストである圭氏にお招きいただきました。

事前に音源もチェック出来てなかったのでほぼ知らない楽曲だったのですが、

驚いたのはそのバンドとしての演奏力の高さでした。

強力なサポートメンバーとは言え一体感のある素晴らしいアンサンブルでした。

会場は超満員で扉を開けたら立つ所すら探すのに苦労する状態。

バンド全体のサウンドが良いので最後まで安心して見る事が出来、

あっという間に終わってしまったという感じでした。


圭氏のとくにソロで奏でるトーンが煌びやかでどこまでも続くようなサスティン。

機材はくまなく見せていただいてるはずなのに

「ストラトでどうやったらあんなトーンが出るのだろう」と疑問に思うほどでした。

終演後その秘訣を探ろうと機材を見せていただきながら聞いてみたのですが、

「たぶんこの○○○のおかげかな?」と教えていただきました。

ずっと掛けっぱなしにしているエフェクターのひとつです。

その○○○を完全に忘れました。

なんか白いやつでした。

写真も撮ろうとカメラ持参で行ったのですが撮るのも忘れました。

次回お会いした時はちゃんとメモっておこうと反省しています。


そのBAROQUEですが早くも6月に全国ツアーが始まるそうです。

そのサポートメンバーになんとTOKIE氏 と かどしゅんたろう氏(ex MR.ORANGE)の名前が!

TOKIE氏は言わずもがなMR.ORANGEもデビュー当時から衝撃を受けた

バンドのひとつなので今からメチャメチャ楽しみです。
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インピーダンスMOD

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当ブログ記事を見て下さり早速インピーダンスMODのご依頼いただきました。

メールで複数回やり取りをさせていただいてMODするエフェクターを決定しました。

直列で7~8個繋ぐシステムなので歪みまでと歪み後の2セクションに分けて考え

今回はモジュレーション・空間系エフェクター3機種をモディファイしました。

ARION SCH-1・BOSS PH-2・STRYMON ElCapistan です。


すでに FirstStabilizerFinalStabilizer は導入頂いているようなので、

今回のMODエフェクターと歪みの組み合わせでギターからアンプまで

全てインピーダンスがマッチングしたサウンドを体感して頂ける事になります。

その結果を踏まえて今後歪みまでのエフェクターのモディファイを

どうしていくか検討しましょうとお話しました。


インピーダンスMODの効果は絶大ですが以下の事をイメージして頂く必要があります。

インピーダンスのアンマッチが起こっている箇所は水道管で例えると

パイプを繋ぐ継ぎ手の径が合わず水漏れを起こしている状態です。

普通にエフェクターを8個繋いでいると間の7箇所で水漏れが起きています。

(トゥルーバイパスはバイパスの時だけ継ぎ手の径が合うイメージです)

その1箇所を直したところで修理の効果が全体に波及するかと言えばそうはいきません。

インピーダンスMODの効果を最大限活かす為にも

現在のシステム内容を詳細にお伝えいただき、

どこから手を着けるか検討する必要があります。


色々お問い合わせ頂いておりますが

システム全体像を把握出来るとより的確な方向性が見出せると思いますので、

気になっておられる方は個別にお問い合わせ下さい。

evaemis@power.email.ne.jp

特注 SoundMixer

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ここ最近のインピーダンスネタを踏まえて製作した SoundMixer です。

INPUT・OUTPUT・SEND・RETURN 全てのインピーダンスが合うように設計しました。

INPUT は Lo-Z/Hi-Z が選択出来ます。

SEND はコンパクトエフェクターを接続する前提なので Hi-Z 出力。

RETURN はエフェクターのLo-Z信号を受けるのでもちろん Lo-Z 入力。

OUTPUT はON時Lo-Z出力でOFF時はトゥルーバイパスで出力されます。


この仕様であればアンプのSEND/RETURNにコンパクトエフェクターを

繋ぐ際のインピーダンスマッチングの最適化が出来るので、

アンプ・エフェクター双方のサウンドがスポイルされる事なくMIX出来ます。

最近はラックタイプエフェクターの出番はほとんどなく、

コンパクトエフェクターでのシステム構築ばかりなので、

こういったミキサーが今後必要とされて来るのではないでしょうか。

EVA流エフェクターMOD

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今回新たな試みでエフェクターをモディファイしてみました。

トゥルーバイパス化?

内部パーツをオーディオグレード的な物に交換してしまう?

クライオ処理的なもの?

全部違います。

インピーダンスマッチングMODとでも言いましょうか、

エフェクター接続で起こる2ヶ所のインピーダンスアンマッチを解消するMODです。

写真にあるような空間系やモジュレーション系のエフェクターを

ギター直で繋ぐというセットアップは珍しいと言うよりほぼしないですよね。

歪みエフェクターやバッファー回路を通したLo-Z信号に

変換された信号がインプットされます。

その繋ぎ方では先述した通り2ヶ所でインピーダンスのアンマッチが起こります。


①エフェクターはほぼ全てHi-Z入力なのでLo-Zに変換された信号を入力した時点で

アンマッチが起こり本来のサウンドが引き出せなくなっている。

②バイパス時も常に前段のLo-Z信号が常にHi-Z受けになっているので

低音のロスが著しくなり音ヤセとして感じてしまうようになる。


そこでエフェクターの入力そのものをLo-Z入力に改造し、

前段のエフェクターとのインピーダンスマッチングの最適化を図る。

バイパス時もLo-Z受けLo-Z出しとなるのでインピーダンスアンマッチが

解消されバイパス音劣化の根本原因が解消される。

MODが出来上がったばかりで色々な繋ぎ方での検証は出来ていませんが、

ファーストインプレッションとしてそのMOD効果は絶大です。

Dimention-C は元々素晴らしいエフェクターなのですが、

レンジが狭くとくに巻弦の低音がついて来ない。

モノラルではMODE③か④にしないと掛かった感が薄く物足りない。

バイパス音はいわずもがな。

この不満点が見事に解消されモノラルでMODE①でも

拡がりと奥行き感が素晴らしくエフェクト効果が存分に発揮されている。

低音のロスが無くなっており巻弦の響きにしっかりついて来る。

バイパス音に違和感がなく音ヤセを感じる事が無くなった。


PHASE90 は元々ON時に位相反転するので長らく使っていませんでした。

しかしこのインピーダンスMOD案が出た時に

位相反転しないようにする改造と同時に出来るとの事で即実行しました。

効果のほどは文句無し。

低音から高音まで絶妙にヴァイブしてくれ嫌味な成分は一切ありません。

位相反転も解消されているのでウネリがグイグイ前へ来ます。


MODした二つともヴィンテージ品なので普通改造には二の足を踏むものなのですが、

ここ最近のインピーダンスマッチングの様々な実験結果を考えた時、

本来のサウンドを引き出す方法はこれしかないとの結論でMODを即決しました。


明日からもっと色々な接続順などを試してみたり、

改造に不向きなエフェクターがあるのかどうか検証してみたいと思います。


とにかくしっかりLo-Z信号にするのが前提なのでSoundStabilizerは必須アイテムです!


今後正式にエフェクターモディファイのメニューとしてお受けする事が可能になります。

改造出来ないエフェクターもあると思われますので、

対応出来るかどうかは個別にお問い合わせ下さい。

evaemis@power.email.ne.jp

アンプSEND/RETURNの直列と並列

昔からアンプのSEND/RETURNに直列でエフェクターを通すのは毛嫌いしてきました。

とくにデジタルエフェクターは内部でA/D変換をするので

サウンドの質感が一気に変わってしまうのが気に入りませんでした。

ミキサーを使って並列にすればドライ音にエフェクトを

乗せれるので基本的に並列接続でシステムを組む事が多くありました。


しかし去年からアンプSEND/RETURNなどのインピーダンスマッチングを

色々なエフェクターを使って試験しているうちに、

エフェクター入出力の緻密なレベル管理とインピーダンスのマッチングを

しっかり取ってやれば直列でも大丈夫なんじゃないだろうか。

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現在試験中のエフェクターはG-SYSTEMです。

各入出力でインピーダンスマッチングを取り、

G-SYSTEM本体のいくつもある各レベルの微調整を繰り返しているうちに

ダイレクト音がアンプ直と遜色無いレベルまでに来ました。

この手のエフェクターは直列でないと性能の発揮出来ない機能が存在します。

WHAMMY・UNIVIBE・VIBRATE・PITCHSHIFT・NOISEGATE・EQなど。

ディレイではリバース機能がありますね。

使う使わないは別にして直列で問題無いならそれに越した事はない。


3月末に来店してくれたSCHON氏に少し弾いてみてもらいましたが、

「弾いていて気持ちがいい、違和感は感じない。」

との感想をもらえたので少し確信が持てるようになりました。


まだ仮組みをしてようやくケーブル引き回しや電源によるノイズ取りが終わり、

アンプチャンネルと位相のラッチリレープリセットが出来ただけです。

各エフェクターのパラメーターは全く触っていない状態です。

G-SYSTEMにある4つのループに入れるエフェクターのセッティングに

関しても少しアイデアがあるのでまだまだやりたい事が残っています。


納得が行くレベルにまでなれば詳しい接続順やセッティングなどを

ブログでも紹介したいと思います。


コンパクトエフェクターは単体で入出力レベルの調整が

出来ないので他の方法で考えています。

こっちの方がむずかしそうです。
プロフィール

evaemis

Author:evaemis
大阪でオリジナルエフェクターやエフェクトボード製作を手掛けるEVA電子楽器サービスです。

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