
本日引き渡しが完了したシステムボードです。

G-LAB GSC-3 でSTRYMON BLUESKY、MOBIUSとTIMELINEをMIDI制御、PEAVEY5150Ⅱ、
アンプチャンネル切替で変わる位相を全て一括してコントロールします。
信号の流れは
GUITAR→特注FirstStabilizer→MOBIUS(PRE)→FinalStabilizer→AMP
AMP SEND→BackingStabilizer→SoundMixer→AMP RETURN
SoundMixer SEND→GSC-3→SoundMixer RETURN
GSC-3のループに MOBIUS(POST)・TIMELINE・BLUESKY がインストールされています。
GSC-3はアンプエフェクトループのそのまたミキサーのループに入っています。
今回は本来アンプの上に乗せて使っていた
BackingStabilizer と SoundMixer までボードにインストールしました。

長いケーブルで SEND RETURN を引っ張ってくるので劣化が気になる所ですが
トランス電源で動作させORBケーブルで引き回しする事で以前より
サウンドが良くなっている事が事前の検証で確認できました。

特注で作られた FirstStabilizer です。
スルーボックスと一体になっているので全てのケーブルはここに集約されます。
アンプを持って行けない時のために左側面にエフェクトループとDC出力ジャックを備え、
歪みのエフェクターをいつでも追加出来る様考慮されています。
ボード左側の空きスペースはそのためでもあるのです。
フットスイッチでチューナーに切り替わります、もちろんミュートが掛かります。

このシステム用に製作されたトランス電源ボックスです。
アナログ用9V18V・デジタル用9V と全てトランスが分けられています。
デジタルとアナログエフェクター併用で起こるノイズの干渉を極力抑えます。
なにより市販パワーサプライやACアダプターで作られる電源とは
別次元のサウンドクオリティを誇ります。
全ての電源はここから供給されるためトランス電源ボックス用の
電源ケーブルを1本良質な物に変えるだけで全てのエフェクターに波及効果があります。
お引渡し時に軽くサウンドチェックをしましたが、
ローノイズとSTRYMONの劇的なサウンドクオリティの向上に驚かれていました。
これからアンプチャンネルと位相の設定、
エフェクトプリセットなど細かい作業がありますがそれも楽しみのひとつでもあります。
このシステムで作り出すサウンドを早くライブで見てみたいものです。