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スタジオでテスト

今日は久しぶりにお客様とスタジオに入って色々テストしました。

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既に「FirstStabilizer」「FinalStabilizer」も導入いただいており、

電源をEVAトランス電源に変えたらどう変化するかや

ORBケーブルに変えてみてのサウンドの変化をじっくりテスト出来ました。

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アンプは本物の60年代中期ブラックフェイスのSuperReverb!

ギターも全ていつも使っておられる機材でテストを開始しました。

ケーブルや電源を変えて行くうちに今まで必要と思われていた

エフェクターがいくつか間引かれていきました。

最終的に残ったのが写真のエフェクター群です。

(だからボードがひっちゃかめっちゃかなんです)

驚いたのがバイパス音の劣化が気になって外していたコーラスが

電源を変えることでバイパス音の劣化が気にならなくなり、

なによりもコーラスサウンドのすごさに圧倒されるほどでした。

うーん、またSCH-1が欲しくなってしまいました。。

電源が良くなる事でバイパス音がかなり改善されます。

どちらかと言うと気に入って使っていたはずのバッファー系エフェクターの

個性が気になりだしたので外してみたりしました。

あとかなり収穫だったのがアンプを変えても狙ったサウンドに出来たのが驚きでした。

スタジオにあるJCM2000やJC120ででもです。

マイアンプを持っていけない時も多々ありますからね。

そうこうしているとあっと言う間に2時間が経過していました。

動画も撮ったのでこれから見返して客観的に検証してみたいと思います。

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2CH First Stabilizer

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特注品の「2CH First Stabilizer」です。

なぜわざわざ2CHにしたかと言いますと、

シンセなどのステレオ出力の楽器に対応させるためです。

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位相切替スイッチと入力インピーダンス切替スイッチは左右独立で装備。

Lo-Z入力に使うレベル調整のみステレオリンクさせています。

片チャンネルだけ使ってギターやベースに使用する事ももちろん出来ます。

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入出力ジャックは1/4"フォン端子です。

オーダーしていただいた発端はFSX-2WAYを何気なくカオスパッドに繋いでみたら、

プリセットされている音色が驚くほどリアルに立体的に変化したそうです。

カオスパッドのいかにもデジタルチックで平面的なサウンドが劇的に変わったので、

シンセなどのステレオ出力に対応させたいとの発想からのご依頼でした。

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専用の18Vトランス電源まで製作し、そのポテンシャルを最大限引き出します。

ライブやRECでどのような効果をもたらしてくれるのか、

今後の報告が楽しみです。

狙い通りの効果が導き出せれば、

シンセや音源モジュールなどにも新たな可能性が生まれるのではないでしょうか。

固定完了

tk02.jpg

先日マーキングしたボードに各エフェクターの固定出来ました。

ボードにネジ穴を空けたり、固定に使うジャストフィットするネジを買いに行ったり。

地味な作業が続きます。

まだまだ本格的作業に入る前の初期段階です。

このシステムは組み方としても新機軸が盛り込まれているので完成が楽しみです。

製作スタート

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新しく依頼を受けたシステムの製作開始です。

今回もボードを特注する所から始めました。

かなり綿密に打ち合わせをしてボード寸法や配置を決めて行きました。

MIDIスイッチャーを使い、アンプチャンネル、エフェクター切り替え、

プリセット呼び出し等一括してコントロールします。

もちろんトランス電源もシステムに合わせて製作します。

ボード内にも特注品が入るのでかなり面白いシステムになるはずです。

製作過程はこのブログで紹介させていただきます。

SHINJI SYSTEM 2013

2013年5月号ギターマガジンにSHINJI氏の機材が紹介されました。

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この取材の直後に組み替えで預かったんですよね。

LINE6 FM4とBOSS DM2を外してSTRYMON MOBIUSとE/H POG2をインストールしました。

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電源周りまでやり換えたのは以前の記事でご紹介しました。

MOBIUSでモジュレーション系がかなり充実したのに加え、

POG2の追加で飛び道具系も増えかなりサウンドバリエーションが広がりました。

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少しピンボケですが2011年当時のボードです。

エフェクターの入れ替えもしましたがボードそのものが大きくなり組み方が大幅に変わりました。

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SHINJI氏のアイデアを踏まえて特注で製作してもらったSONICBOOM製のキャビネットで鳴らします。

見た目もインパクトありますが圧倒的なサウンドと音圧です。

今年中にはSCHON氏に協力していただいているようなデモ動画を製作しようと計画中です。

システムをフルに活かしたサウンドをお届けできればと思っています。

MicroPreamp MP-CL

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MicroPreamp MP-CLです。

とくに新製品と言うわけではないのですが、1台あるとかなり便利なのでご紹介します。

コントロールにTREBLE・MIDDLE・BASS・SHIFTに加え、

位相切り替えスイッチと入力切替ACTIVE・PASSIVEを備えます。

バランスアウトなので付属の変換ケーブルを使えば

そのままミキサーコンソールへ送れるD・Iにもなります。

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ベースでアンプを使わない場合やエレアコ・エレガットにも最適です。

マルチエフェクターの後に繋げばパラメーターをイジらず出音を聞きながら微調整も出来ます。

マルチエフェクター→MP-CL→アンプリターンの様な接続もおすすめです。

この場合入力はACTIVE(Lo-Z)にしておけば音ヤセする事なく

マルチエフェクターで積極的なサウンドメイキングが可能になります。

裏技的な使い方としてギターアンプのセンド・リターンに接続します。(-10db~-20db直列ループ)

アンプのEQでは作れない極端なイコライジングが出来ます。

MP-CLのMIDDLEを絞りBASSとTREBLEを上げれば強烈なドンシャリの歪みが作れます。

更にBASSを絞り気味にしてSHIFTを下げればタイトでありながら

輪郭のある重低音を出す事が出来ます。

別のアンプかと言うくらいキャラクターを変える事が出来るのでかなり面白いです。

エレキギター、ベース、エレアコと色々使えるので

ギグバッグにこれ1台入れておけば現場で重宝するでしょう。

SCHON SYSTEM 2012

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去年11月に完成していたSCHON氏システム、

今年1月に動画を撮っていましたがようやく加工が終わったのでUPいたします。

今回もフリーに約30分弾いていただきましたが、

見やすい様にCLEAN・CRUNCH・READチャンネルごとに分割しました。

更にREADチャンネルでは長尺で弾きまくってもらったので3部構成になっています。

2011年システムと比べると明らかにクリアでサウンドに立体感が増しました。

以前のシステムのサウンドが決して悪かったわけではないのですが、

電源の見直しとポイントトゥポイント配線で更に磨き上げた感じです。

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組み換え前のサウンドが平面的で空間系の音も奥行き感無く聞こえてしまいます。

ぜひじっくり聞き比べてみて下さい。









電源ボックス

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今回SHINJI氏のシステムの為に製作し直した電源ボックスです。

上が以前の物、下が今回製作した物です。

以前の物はACとDCをそれぞれ別々に出力させ分配していたのですが、

今回の物はAC9V2系統・デジタルDC9V2系統・アナログDC9Vと全てトランスを分けています。

以前はPEC-2とTMIELINEは専用のアダプターを使って動作させていましたが、

電源を再設計し直したのでACアダプターから開放されました。

各エフェクターのサウンドクオリティもかなり向上させる事が出来ました。

トラブル

STRYMONのTIMELINEとMOBIUSをMIDIで繋ぐとどうもうまく動かない。

MIDI THRU設定にしてもうまく行ったり行かなかったり。

TIMELINE→MOBIUSからMOBIUS→TIMELINEにしてもダメ。

結局手前できちんとMIDI信号を分配するTHRUアンプを製作しました。

PEC-2でこの2機種を安定して動作させるには一番の方法でした。

SHINJI氏のシステムボードもいよいよ完成です。

プロフィール

evaemis

Author:evaemis
大阪でオリジナルエフェクターやエフェクトボード製作を手掛けるEVA電子楽器サービスです。

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