ここ最近特注品が続いております。
今回は管楽器をライブで使う前提で作られたブースターとパワーサプライです。


この製品は著名な管楽器プレイヤーよりの注文で試作製作しました。
使用方法はマイク→マイクプリアンプからの信号を本機に通したあと一系統は
バランス出力で音響機器(PA等)へ送ります。
残りはエフェクター類のボード へ送り音を加工させるための出力となります。
本機の構造は入力信号はSound Stabilizerに入りその後Boost ON/OFF SWへと進み
ここでStabilizer出力のみかBoost出力かを選択しその後2系統の出力として、
バランスアンバランスで出力します。管楽器の特性を考慮した設計です。
できるだけブースター等で音質が変化しないようにしました。
またSoost Gainも約10倍(+10dB) と弦楽器より少なくしました。
これは音響卓等に送るときにレベルが大きくなりすぎてトラブルが発生しないようにとの考え方です。
ちなみに+6dBでは信号は倍になります。
この機器は最高の特性が発揮できるように電源電圧を18ボルト仕様で設計しました。
このため市販のアダプターが少ない現状のため比較的容易に手に入るパルス電源形式のアダプターを使用して
高品質な電源を供給できるように電源ユニットも開発いたしました。
パルス電源のノイズ除去、電池やトランス式に比べ音が悪くなるような要素がなくなるように、
かつ電池やトランスに匹敵するような電源に近づくように設計しました。
今回は18V以外に9Vも3系統取れるようにしました。
電源容量はアダプターの規格が0.5Aのため最高供給電流は 0.5Aとなっていますがアダプターが
1から3A程度のものを使用した場合最高で 1.5Aまで供給可能な設計です。