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サウンドシステム製作

エフェクトボードシステム製作のご依頼を受けました。

この内容をブログで紹介させていただけないかとお願いした所、

ご依頼者様から快く了承いただきましたので製作の工程をこちらで紹介させていただこうと思います。

エフェクターは11個、専用電源とスルーBOX製作も含まれています。

エフェクトON時に位相が反転する物が2個あるので個別に改造します。

電源はDC9Vが6個、DC18Vが3個、デジタルエフェクターのDC9Vが3個、これを専用電源BOX1個で駆動させます。

IN/OUTを纏めるスルーBOXにはSoundStabilizerを内蔵し、入力のインピーダンスセレクトスイッチ、

エフェクター増設用のSEND/RETURN端子とDC9V出力端子も含みます。

かなり実践的な内容なのでシステム製作の参考にしていただければなと思っています。

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ERIC MARTIN x SCHON

pic88.jpg

ようやくリリースするに至ったなとホッとしました。

SCHON氏がERIC MARTIN氏とコラボすると聞いたのは約2年前。

その間色々あってお蔵入りしてしまうんじゃないかと勝手にハラハラしていたのですが。。

このレコーディングにはギター・ベース共EVA機材群を使って頂きました。

ギター録音にはEVA MicPreampを使用。ギター機材は以前このブログで紹介した通りです。

ベース録音にはEVA Type3 TUBE Preampを使用しています。

「BREAK OUT」はERICがまるでMr.BIGの初期に戻ったかのような疾走感あるロックチューンです。

機会あれば是非聞いてみて下さい!

ERIC MARTIN公式サイト




メンテナンス

shakatak.jpg


現在来日中「SHAKATAK」のベーシスト、GeorgeAnderson氏の機材です。

来日しているこの機会にメンテナンスをしています。

ラック一番下にはユニバーサル電源(世界各国の電圧で使用出来る電源)がインストールされているのですが、

外してオーバーホール中です。

ERP Type3 PreAmp その下段の ERP PhaseControl System も ユニバーサル電源もGeorgeAnderson氏特注品です。

世界各国を回るツアーからレコーディングまでこの機材でサウンドメイキングされているとの事です。

レコーディング

レコーディングのサポートをして、その録り音を確認し満足いく仕上がりになる事が多くなってきました。

しかし自分がサポート出来るのはアンプからいい音を出す事、そのアンプの音をそのまま録る事です。

あとはミックス・マスタリングへと録音素材を委ねる事になるのですが、

どうもその作業でエンジニアと意見がぶつかってしまうようです。

仮ミックスの音を聞かせてもらうと「あれ、こんな音だったかな?」と思えるほど加工されているんです。

ここまで加工してしまうならわざわざアンプにマイク立てて録らなくてもいいんじゃないかって思う事もあります。

録る所から完パケまで全て自分たちで出来るようにしたいなと思う今日この頃です。




ERP Type3 PreAmp 2K12 Model

type3_2k12

特注品の「ERP Type3 PreAmp」2012年バージョンです。

パワーアンプに繋いでキャビネットを存分に鳴らしきる事を主眼に置いたオーダーで、

ハンダ・内部配線材に至るまでとことん拘った本当にスペシャルなワンオフ製作です。

明日全力テストの予定ですので詳細は後日ここでご紹介したいと思っています。

DC-2 Dimension C

SHINJI氏のシステムを組んでいた時に弾いてどうしても欲しくなったので買ってしまいました。

DC-2


DC-2 Dimension C です。

音の厚みが増してなんとも言えない柔らかさが加味されます。

コーラスのように揺れないので白玉コードを弾いた時スゥーっとヌケてくれます。

ステレオで使って本領発揮なのかもしれませんが、モノラルでも素晴らしい奥行きが生まれます。

個人的に最近買うエフェクターはBOSSばかり・・・回りまわってその良さに気づく事多しです。

アンプ改造案

VIBROVERB の改造は筐体大補強・スピーカーケーブル交換・エージングで一旦止まっています。

この先どうアンプ回路に手を入れたら面白いかと、お客様とあれこれ色々お話していました。

真空管を高価なNOS管に換えるなんてベタ過ぎるし、それだと真空管交換毎に大きな出費となってしまいます。

ライブやスタジオで使うなら標準的な真空管をマメに交換してあげる方が一定のサウンドを保てます。

ゲインアップやループ増設なんかもありきたりなので、EVAでしか出来ない改造はないかと考えたのが

Final Trimer の内蔵です。

フェンダーアンプをフルアップにすると最高のオーバードライブサウンドが奏でられますがいかんせん大音量です。

だからと言ってアッテネーターを挟むとアンプサウンドそのものが変化してしまいます。

VIBROVERB は1ボリュームですが、これをプリゲインとしマスターボリュームを増設します。

そのプリゲインとマスターボリュームの間に FinalTrimer を組み込みます。

プリゲインとマスターボリュームをフルアップ状態にしておいて FinalTrimer で音量調節をします。

マスターボリュームを取り付けボリュームをフルアップにする事で

パワー管のドライブ感が増し自然なゲインアップが望めます。

プリとマスターのボリューム調整で色々なサウンドキャラクターが作り出せるようになるでしょう。

しかしまだ構想の段階なので回路を内蔵するスペースがあるのかなど今後アンプ内部の調査が必要です。

もしこの改造が実現すれば単なるマスターボリュームの取り付け改造より更に進んだ

全く新しいアンプ改造メニューとなり得るでしょう。




Final Stabilizer(FS-X)について

FinalStabilizer を買ったけどすぐ売ってしまったという話を間接的に聞きました。

その方がどういう経路で入手されたかは分かりませんが、なんとかアドバイス出来たら良かったのになと思いました。

FinalStabilizerですが、この商品は生かすも殺すも接続順・接続方法・電源の取り方なのです。

まず接続順ですがエフェクターの一番最後、アンプ直前です。

この後にエフェクターを接続してしまうと全く意味がありません。

ひとつの役割としてインピーダンスを上げると機能がありますので、

この後にエフェクターを繋ぐとインピーダンスが下がりアンプ直で繋いだような瑞々しさとダイレクト感が失われます。

次に接続方法なのですが、入力はローインピーダンスです。

パッシブのギターやベースを直接繋いでも性能が発揮出来ません。LOWの無いスカスカなサウンドに聞こえてしまいます。

出来れば当社のSoundStabilizerを先頭に置いてその後使用するエフェクターを間に繋いでいただくのがベストですが、

それが出来ていない場合はせめて良質なバッファーでまずインピーダンスを下げて下さい。

他の機器にも言える事ですが、インピーダンスのマッチングは非常に重要です。

基本的にSoundStabilizerとの併用で最高の性能を発揮するよう設計されてあります。

最後に電源の取り方ですが、006Pアルカリ電池をお勧めします。

ACアダプターやパワーサプライからの電源供給ではサウンドの傾向がガラッと変わります。

良い方向に変わるのではなく明らかにサウンドが曇りレンジが狭まった印象を受けるでしょう。

今までどんな高級なパワーサプライから供給でも良い結果は得られませんでした。

もしACアダプターを使用するならProvidence PAP-509DCJをお使いください。

数あるACアダプターを試した中で唯一電池に迫る音質が得られました。

もちろん単独使用です、分岐しては意味がありませんのでご注意ください。

サウンドのピュア度は電池に少し劣りますが、LOWはこちらの方が出る印象です。

現在当社で開発中のトランス電源を使ったパワーサプライでもかなり良好な結果が得られておりますが、

今の所システム製作時のみ特注製作しておりますので製品化はまだ先になりそうです。

以上3点を厳守していただければ必ずサウンドのグレードを大幅に引き上げる事に貢献するはずです。

いちいちあれこれ指示あるようなややこしい物売るなと言われそうですが、

他に同様の商品が無い全く新しい発想の商品ですので何卒ご理解下さいませ。












EVA製品ユーザーの皆様へ

まだまだ当社製品は実際に試せるお店も少なく、

数少ない情報を元に購入して下さるユーザー様へのサポートが行き届かないのが常に気がかりです。

期待して購入したものの効果が感じれないや期待したほどではなかったなどご意見もあるかと思います。

しかしそれもちょっとしたセッティング・接続順の変更や少しの機材の見直しで大きく改善される事もあるかもしれません。

こちらにお持ちの機材を事細かに教えていただければお役に立てることもあるかと思います。

もちろん新品で購入された方だけでなくオークションや楽器店で中古で入手されたユーザー様もご相談下さい。

また数ある製品の中でどれを買っていいのか決めかねているなどのご相談にもお答えさせていただきます。

お問い合わせの際はメールにてお願いいたします。

少しお時間いただく事もあるとは思いますが、必ずご返信させていただきます。

evaemis@power.email.ne.jp







マルチチャンネルアンプ

先日お客様がシステム製作を手がける某有名メーカーの方に

「マルチチャンネルアンプはチャンネルを切り替えると位相が変わるそうですが、その場合どう対策すればいいのでしょうか。」

と質問をしてみたそうです。その回答は「逆相になってしまうチャンネルは使わない事。」だったそうです。

正解です。

現に自分も3チャンネルアンプを所有しているのですが、チャンネルごとに位相が変わると言う事が分かってから

自分のアンプを使わない時期が1年以上ありました。

ずっと「クリーンとクランチチャンネルのヌケが悪いな。」と思っていたのでなるほどそうかと答えが出たからです。

EVAではそんなマルチチャンネルの位相問題を2009年から解決してコントロールしています。

せっかく高価なアンプを買ったのにライブで何弾いてるのか分からないなんて言われたら悲しすぎますよね。

最近マルチチャンネルアンプとプログラマブルスイッチャーの組み合わせで使うユーザーも多いと思うのですが、

そのスイッチャーからラッチ信号がひとつでも余っていれば解決するんです。

アンプチャンネルをスイッチャーで切り替えている事が前提ではありますが。

当社のPHC-1Lを使えばアンプチャンネルを切り替える事で変わってしまう位相をスイッチャーと連動でプログラム出来ます。

例えば当社でシステム製作を手がけさせていただいたSCHON氏は「CAJ RS616」で、SHINJI氏は「Providence PEC-2」でアンプチャンネルと位相を同時制御しています。

プログラマブルスイッチャーが無くても位相コントロール出来るよう新製品も開発中です。

マルチチャンネルアンプをお持ちの方は是非一度ご相談下さい。

EFFECT BORAD
SHINJI BORAD


4in1

バランスダイレクトアウト、S・Booster、A/B 2CHセレクター、位相切替、何と4機能をこの筐体に収めたモデルです。

ライブから録音までマルチに使用できる逸品となりました。

bdi


OD-1

OD1

1978年製OD-1、1977年発売ですからかなり初期の個体です。

無傷という訳ではありませんがかなり良い状態です。

改めて弾いてみて思ったのは繋ぐだけでこの時代の音になる事です。

良いか悪いかは別にして現行のBOSS製品のバイパス音とも全然違います。

当時のハードロックはMarshallフルテンが主流だったのでこのレンジ感が良い感じに角を取る作用をしてたのではないでしょうか。

歴史を感じさせてくれる逸品でした。

動画編集

動画編集ソフトを手に入れました。

なんとかこれを使いコナしてサンプル音源動画をUPしていければなと思っております。

単純に動画を切り貼りして音量調整したいだけなんですが、説明書読んでも語句の意味すら分からない。

百聞は一見にしかずでいくら説明文を書いても伝わらない事が映像と音だとすぐ伝わる事も多いんです。

しばらくソフトを使いコナせるよう頑張ってみようと思います。

ひと工夫

cable

ヘッドの上にミキサーを置いて足元のエフェクターボードまでセンド・リターンのケーブルを引っ張ってくるのですが、

アンプのスイッチングケーブルも含めると5m程のケーブルが3本アンプとボードを行き来します。

ステージの転換時にこのセッティングが以外と時間掛かるんですよね。

まず長いケーブルが3本も絡まっていたりすると、転換時の短い時間にそれをほどくだけでも一苦労です。

写真の様にスパイラルチューブに束ねて1本にしておくだけでセッティングがかなり早く出来ます。

ケーブルがバラバラにならないのでトラブル回避にもなります。






スピーカーケーブル

スピーカーケーブル

VIBROVERBのスピーカーケーブルを交換しました。

一見細くて頼りなさそうですが散々試した中でこのケーブルにたどり着きました。

アンプ回路に全く手を入れずどこまでサウンドチューンナップ出来るかが第一段階のテーマだったので、

あとスピーカーのエージングを済ませればひとまず終了です。

この段階でなんとか音源と一緒に映像をアップしたいと思っているのですが問題は誰が弾くかですね。

自分はヘタッピなので誰か良いプレーヤー探さないと。。
プロフィール

evaemis

Author:evaemis
大阪でオリジナルエフェクターやエフェクトボード製作を手掛けるEVA電子楽器サービスです。

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