特注品「2CH Preamp」

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特注品エレアコ用2チャンネルプリアンプです。

使用ギターの搭載ピックアップはHIGHLANDER社のピエゾと、

内部に装着するコンデンサーマイクの2種類を搭載しているギターとの事。

2系統の入力を装備しピックアップの出力インピーダンス値を

踏まえ最適なインピーダンス値としています。

各ピックアップの音量と位相を別々にコントロール出来る様にしています。

トーン回路はBASS・MIDDLE・TREBLEに加えSHIFTコントロールも装備し、

マスターボリュームで音量を整えます。

アウトプットはバランス・アンバランスどちらも可能です。

ギター本体はお預かりしていなかったので各ピックアップの位相等まで調べていません。

以前製作させていただいた同様のエレアコプリアンプは製作前に、

各ピックアップの位相を調べた所サウンドホールにマウントされているピックアップは逆相、

外部コンデンサマイクは正相と事前に分かっていたので各入力に位相スイッチを装備しました。

詳細は過去記事をご参照下さい。

2way Preamp & トランス電源 特注品

2way Preamp 納品

折角異なるピックアップを搭載してアコースティックのニュアンスを

余す事無く伝えようとしても位相が異なり打ち消しあっては、

大事なミドルのふくよかな帯域や胴鳴り部分の太さが失われ台無しになりかねません。

エレアコのサウンドイメージはシャラーーーンと

煌びやかな部分のみが強調されているイメージですが、

ピックアップの特性を最大限引き出す事が出来れば

アコースティックの素晴らしいサウンドが存分に引き出されます。

EQだけイジるだけ音作りから一歩踏み出し位相とインピーダンスを考慮し、

エレアコ最大限のポテンシャルを引き出せるサウンドメイキングをご提案します。


ご紹介した特注品に関するご相談やお問い合わせは下記アドレスまで

evaemis@power.email.ne.jp

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特注品「TUBE MOD」

昔SOLDANOから「HOT-MOD」という製品が販売されていました。

Marshall 1959・1987X・JCM800(2203/2204)などの機種のV2プリ管を交換すると、

増幅段が増えてハイゲイン化すると言う製品でした。

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現在は中古でしか手に入りませんし、使われているプリ管6C10は入手困難です。

これと同じ物を作って欲しいとのご依頼から製作しました。

少し調べればネット上に回路図が転がっておりコピーは比較的簡単です。

それでは芸が無いので入手困難な6C10を使わず12AX7を2本使用し、

増幅段にあたる追加した12AX7側にゲイン調整用のツマミを設けました。

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ツマミ左一杯でゲインアップほぼゼロでノーマルゲインと同程度、

ツマミ右一杯でフルゲインアップとなります。

取り付けは簡単でV2にあたる真ん中のプリ管と差し替えるだけです。

アースを取る必要があるので右か左のプリ管カバーを付属のカバーと取り替えます。

写真はJCM800 2203 Reissue への取り付け例です。
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JCM800へ取り付けて音出しテストしてみましたが、

やはりゲイン調整のツマミを設けたのは正解でした。

好みもあるとは思いますがハイゲイン過ぎてギター側でのコントロールがし辛い感じです。

個人的にはツマミを10時くらいに設定したゲインチョイ足しあたりが非常に好みでした。

クランチより歪んでハイゲインより歪んでいない絶妙な歪みが作り出せます。

80年代に流行った改造マーシャルのハイゲインが好きなプレーヤーにもお勧めです。


ノーマルのリイシューJCM800ってそんなに歪みません。

それなりに歪ませようとするとアンプ手前でエフェクターでブーストが必要です。

どのブースターがベストなのかと何台も試して来ましたが、

この「TUBE MOD」でのゲインアップがすごく自然で好みの歪みが得られました。

エフェクターのキャラに左右されない真空管のみで作り出される歪みだからでしょう。

エフェクターでブーストするとどうしても初速が遅くなったり、

ギターボリュームの追従性が悪くなったりと感じていた不満が無くなりました。

デメリットとしては増幅する分ノイズレベルも少し上がります。

アンプ個体の位相が反転します。

1959や1987などマスターボリュームの無いアンプでは

爆音になり過ぎるのでマスターボリュームの増設が必要になるでしょう。

基本「SOLDANO HOT-MOD」が取り付け可能だったアンプには取り付け出来るはずです。

ケース本体内にはJJ製12AX7(ECC83)が2本搭載されています。

※真空管はその時に安定流通している物を選んでおりますので変わる場合もございます。

お持込いただければご指定真空管での製作も可能です。

価格は税別35,000円、税込み37,800円です。

その他納期や取り付けに関するお問い合わせは下記メールアドレスまでお願いします。

evaemis@power.email.ne.jp

1台限りの販売!Bogner Alchemist専用アンプコントロールユニット

ギターアンプ「Bogner Alchemist」比較的購入し易い価格帯で人気のアンプです。

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しかしアンプのコントロールを外部から行うには

専用フットスイッチのみでしか出来ません。

フットスイッチとアンプの切り替え信号の関係は電圧制御ですので、

フットスイッチ以外で外部コントロールシステムを構築するのが困難です。

そこで製作されたのが「Bogner Alchemist専用アンプコントロールユニット」です。

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外部からのラッチ信号をコントロール電圧に変換して

アンプへコントロール信号を送るユニットです。

・アンプチャンネル切り替え
・ブーストON/OFF
・内蔵ディレイON/OFF
・内蔵リバーブON/OFF

以上4つの切り替えがフットスイッチ以外でコントロール可能になります。

4つのコントロールはそれぞれ独立した入力端子を持っていますので、

コントロールしたい端子だけ繫げば外部コントロール可能です。

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本ユニットとアンプへの接続は一般的なXLRケーブルで接続します。
※XLRケーブルは付属しておりません、必要な長さのケーブルを別途購入願います。

本ユニットへの電源供給はアンプ側から行われます。

万が一動作が不安定になった時などのためACアダプターが付属します。

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接続例として例えばFREE THE TONE製「ARC-3」」の

LATCH/MOMENTARY CONTROL端子から切り替えが可能。
※別途TRS⇔TS Y字ケーブルの購入が必要

BOSS製「ES-8」のEXT CTL端子からの切り替えが可能。
※別途TRS⇔TS Y字ケーブルの購入が必要

RJM製「SWITCH GIZMO」を使用しての切り替えが可能。
※「AMP GIZMO」は7PIN DIN端子なので変換ケーブル製作が必要です。

その他外部ラッチコントロール出力端子を持った

コントローラーであれば同様の制御が可能です。


本体サイズ 横幅145ミリ・奥行120ミリ・高さ41ミリ(突起物含まず)

販売価格 税込み32,400円

今回特注品として製作しましたがキャンセルの為、1台限りの販売となります。

今後同じ物を同じ価格で製作する事は出来ません。

持ち込まれたBogner Alchemist 1台からデータ解析をしておりますので、

マイナーチェンジ等でコントロール系統が変わっている場合等考えられます。

本ユニットを使用しコントロール不可だった場合は返品を受け付けさせて頂きます。

代わりの物を同じ価格で製作する事は出来ませんので

予めご承諾頂いた方にのみ販売させて頂きます。


ご購入に関する詳細な打ち合わせ等はメールのみでの対応となります。

ご自身のコントロール機器やその他ご質問など詳細を明記の上

下記アドレスまでお問い合わせ下さい。

evaemis@power.email.ne.jp

特注品「Maestro Oberheim Ring Modulator RM-1A」

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今回もマニアックな特注品のご紹介です。

現在大変入手困難な「Maestro Oberheim Ring Modulator RM-1A」のサウンドを

可能な限り再現してほしいとのご依頼です。

パッ調べただけですが中古品を販売している所はebay含めても見当たりませんでした。

あったとしてもかなりの高額らしいですね。

今回も前回製作した「Harmonic Clipper & Booster Kustom K200A Type」同様、

当時の回路図を基に忠実にサウンドを再現するべく設計開始。

パーツ類も可能な限り当時の物を世界中から集める所からスタートしました。

入出力ジャックやフェーダーやピンスイッチの位置なども

オリジナルに近い配置としております。

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フェーダーは左から「PITCH」「VOLUME」「MODULATION」

ピンスイッチは左側「PITCH LANGE」右側「MODULATE」

ジャックの左側「PITCH PEDAL INPUT」右側「MODULATION PEDAL INPUT」

全く当時の回路を踏襲しているので外部からのペダルコントロールをするには、

当時のペダルか現行のボリュームペダルなどを専用に改造する必要があります。

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背面ジャック左側から「AMP」出力端子、

「OSC.OUT」「EXT.CARRIER」、

「INST.」入力端子

オレンジのスイッチが電源スイッチです。

「OSC.OUT」は外部機器のオシレーターをコントロールする端子、

「EXT.CARRIER」は外部機器からオシレーターをコントロールする端子です。


オーナー様はB3オルガンなどに繫ぎ

ジョンロードサウンドを再現したいとのご希望でしたので、

ギタリスト目線で使おうとすると足でコントロール出来ない。

このまま使うのは難しそうです。

ブログ管理人はこの手の「飛び道具」を使いコナすのが本当に苦手なので、

ギターを繫いでならしてみても扱い切れませんでした。

ただ変化も強烈でサウンドが太くギタリスト用に

コントロール系を見直せば素晴らしい「飛び道具」となるでしょう。

YOUTUBEには本物も含めてクローン製品などの動画があるので色々見てみました。

ギターエフェクターとしてのリングモジュレーターは

やはり入力インピーダンスがHi-Zのためか、

どれも音が軽く感じられローからグワッと変化するような

重みのある音が見当たりませんでした。

ユニヴァイヴ系クローン製品も入力インピーダンスがHi-Zの時点で音が軽い。

底からかき回すようなグワングワン回る水中サウンドが出ない。

「これは良い」と思った製品は調べてみると入力インピーダンスが

オリジナルと一緒でLo-Zにしてあるんですね。

いくらオリジナル回路を精査してパーツを厳選しても

何か違うと感じる理由がここにあります。


話が逸れてしまいましたが今回ご紹介したリングモジュレーターはオーダー可能です。

ギターエフェクターとして使いたいなどのご相談も承れます。

興味ある方は下記アドレスまでお問い合わせ下さい。

evaemis@power.email.ne.jp

特注品「Harmonic Clipper & Booster Kustom K200A Type」

かなりマニアックな特注品のご依頼でした。

Kustom K200A と言う60年代後半に製造されていたアンプ。

現在非常に入手困難なヴィンテージアンプです。

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このアンプに搭載されていた「Harmonic Clipper」と「Booster」の

サウンドを再現したエフェクターと製作して欲しいとのご依頼。

Kustom K200A 独特のトーンを最大限活かしたギタリストとして有名なのが

Creedance Clearwater Revival (通称CCR)時代のジョンフォガティ。


3:02秒頃から聞けるギターソロのトーン


5:49秒頃から聞けるギターソロのトーン

ファズに近いようなワウの半止めの様な独特のトーンを出すには、

「Harmonic Clipper」と「Booster」がどうしても必要なのですが

アンプ自体が入手困難なので再現する事が大変難しい現状です。

この「Harmonic Clipper」と「Booster」を

当時のオリジナル回路を基にエフェクター化を試みました。

サウンドの核となるトランジスタは可能な限り世界中から当時の物を集めました。

どうしても手に入らない物に関しては現在入手できるヴィンテージ物から厳選し

サウンドコンセプトを崩さないよう細心の注意を払いました。

作動電圧も本物のアンプに内蔵されている回路と同じ13Vとし、

外部からDC15Vを供給する事で内部で13Vに安定化する電源回路を製作。

パーツの収集や回路図の解析、現行パーツの厳選等で製作期間は約4ヶ月。

不鮮明な回路図に加え足らざる部分もありコンピューターシュミレートを掛け解析。

完成品がこちら

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「Harmonic Clipper」と「Booster」個別のON・OFFに加え

全てをバイパスさせるスイッチも追加。

まず「Booster」部

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「SELECTEVE BOOST」6段階のロータリースイッチとなっています。

バリトーンスイッチの様な変化でコモッた1から

トレブリーな6まで多彩なトーンが選択出来ます。

動画で聞ける独特なトーンはこのトーン回路から生み出されます。

「BOOST VOL」は名前の通りブースト量をコントロールします。


そして「CLIPPER」部

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動画で聞ける歪みはこの「CLIPPER」でしか再現出来ません。

ご依頼主は長年あらゆるエフェクターで再現を試みたそうですが無理だったそうです。

全開にするとファズの様にグシャッと潰れサスティンが伸びて行きます。

このカオティックな世界観を持つ歪みは他で代用が利く物では無いと実感出来ました。


「Harmonic Clipper」「Booster」と内部の

ヘッドアンプ・ミックスアンプ・アウトアンプを含めた回路で構成されています。

オリジナルと違う追加変更は入力のインピーダンスセレクトスイッチの追加と、

ヘッドアンプ部はKustomのプリアンプ、

アウトアンプはパワーアンプを通したサウンドをシュミレートし

単なるエフェクターとは違い一線を画す設計です。

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オリジナルはアンプ内蔵回路でローインピーダンスで繋がれています。

せっかくアウトボード化するのですからギターを

直接入力出来る様ハイインピーダンス入力も設けました。

ローインピーダンス入力では他のエフェクターとの組み合わせが可能です。



試奏はストラト・ジャズマスター・ハムバッカー搭載のギターとJCM800で行いました。

リッケバッカーもKustomアンプも無い環境での試奏でしたが、

ONすると70年代当時の空気感に一気に変わります。

これはもうプリアンプと言ってもいいほど独特のサウンドを持っています。

ヴァイブやエコーを足していくとカオティックやサイケデリックと

形容したくなる世界観がそこに拡がります。

JCM800ではジョンフォガティサウンド完全再現とは行きませんが、

JCM800でこんな音が出せるのかと魅力的なトーンを奏でる事が出来ました。

JCM800での音は動画に収めて公開するように

準備していますので今しばらくお待ち下さい。

極少数ではありますがパーツが揃っている分で同じ物を製作出来るようです。

興味ある方はお問い合わせ下さい。

evaemis@power.email.ne.jp
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Author:evaemis
大阪でオリジナルエフェクターやエフェクトボード製作を手掛けるEVA電子楽器サービスです。

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