特注品「Variable Impedance Preamp」

30Vタイプもリリースされてスタビライザーシリーズの中で最も人気の「PHC-VIC
phc-vic 30v

このモデルをベースに今回の特注品は入力インピーダンス値の上限を

最大1MΩから最大8MΩまで引き上げたモデルです。

P1060250.jpg

ピエゾピックアップの出力はインピーダンスが非常に高いものが多く、

それに対応させるべく製作されました。

入力インピーダンス切替はミニスイッチにて3段階のレンジ幅を持たせています。

P1060250_1.jpg

ミニスイッチ右側の切替で2MΩ幅単位でレンジ幅を選択します。

選択したレンジをツマミにて無段階にインピーダンス調整出来ます。
・100kΩ~2MΩ
・2MΩ~4MΩ
・6MΩ~8MΩ

ミニスイッチ左側は通過レンジの切替です。
・MID 中低域寄りへレンジシフト
・NOR ノーマル
・LOW 低域よりへレンジシフト

ピエゾを搭載したエレアコやウッドベースなどは

少し低域へ重心をズラす事で胴鳴り感が得られます。

P1060250_2.jpg

ツマミ左側「H/A GAIN」は入力された信号を最大10dbまでブーストします。

出力の弱いピエゾピックアップのゲインを補正します。

例えばマグネットピックアップと両方使う場合に

出力の高いマグネットピックアップとのバランスを取る事が可能です。


本体の電源は電池の他、外部DC9V~18Vを入力する事で

内部30Vへ昇圧安定させる新回路です。

圧倒的なダイナミックレンジと広範囲のインピーダンス調整で、

繊細なピエゾピックアップの能力を最大限引き出せます。


今回のインピーダンスレンジはオーナー様の

ピックアップの特性に合わせたレンジとなっております。

もっと上のレンジを調整出来るようにする事も可能です。

ポットの調整幅の限界がありますので2MΩ単位幅での無段階調整となります。

ケースサイズも電池内蔵でなければ小さくする事も可能です。


この記事に関するお問い合わせやご相談は下記アドレスまで。

evaemis@power.email.ne.jp
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「FRACTAL AX8 インピーダンスMOD」

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FRACTL AX8 フロアタイプのモディファイご依頼は初めてでした。

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FX2になってからはマルチ特有のピッキングの暗さも解消されノーマルでの優秀さが光ります。

FX2をインピーダンスMODするにあたって着目したのはINPUT2のバランス入力です。

当社のスタビライザー(PHC-VIC・PHC-VIC 30V・SSPH-HG2)はバランス出力が可能です。

ハイインピーダンス値であるINPUT2をインピーダンスMODして

スタビライザーとバランス接続する事が可能となります。

しかしAX8にはINPUT2が無くIN1(INSTRUMENT)しかありません。

IN2(FX RTN)がバランス入力なので内部パラメーターで

IN2(FX LOOP)の位置をIN1の直後に並べ替え、

IN1(INSTRUMENT)を使わずスタビライザーからTRSケーブルで

IN2(FX RTN)に繫ぐ事でバランス接続する事にしました。

お預かりした当初はオーナー様の使用方法と同様の接続方法

AX8からアンプのリターンへ接続してサウンドチェックしましたが、

どうも音が馴染まない感じがして一体感が出ず

現場にあるアンプのリターンを使ってのサウンドメイクは難しそうだなと言う印象でした。

モディファイ箇所は計3ヵ所(IN1・IN2 L&R)です。

もちろんIN1を使って通常のアンバランス接続も可能です。

今回同時に購入していただいたスタビライザーは「SSPH-HG2 HighGradeSoundStabilizer」です。

2017年モデル一覧よりご参照下さい。

今まで18Vで使用したい時は外部電源で18Vアダプター等を用意する必要がありましたが、

PHC-VIC 30VとSSPH-HG2は外部電源が9Vでも

内部で30Vに昇圧安定する新設計の電源回路を持っています。

この30VスタビライザーとインピーダンスMODを施したAX8の相性は抜群でした。

直接プラグインした時に比べ音の密度と解像度が飛躍的に向上しました。

「少し良くなったかな?」「音が変わったかな?」とか微妙な変化ではありません。

この変化はご依頼品ご返送後のオーナー様からのメールで

「さっそくスタジオで音出ししましたが以前使っていたAX8が

まるで別物に感じるくらい音質がよくなっていて大変びっくりしました。」


そのスタビライザーとインピーダンスMODの相乗効果を充分にご体感いただけたようでした。

30Vスタビライザーはギターの微弱なパッシブ信号を根こそぎ引き出し、

高密度・高解像度のローインピーダンス信号に変換する非常に重要な役割を担っています。

この高密度・高解像度のローインピーダンス信号を余す事無くAX8に伝達するには

AX8のインプットをローインピーダンス専用にモディファイする必要がある訳です。

こちらでも色々テストさせていただきましたが

アンプのリターンに接続して鳴らした時の馴染みが悪く

一体感の無かったサウンドがかなり良くなりました。

もちろん繫ぐアンプとキャビネットのキャラクターの音は付き纏いますが、

アンプとの馴染みが良く一体感が出るため非常に音作りがし易くなりました。

この効果はフロアタイプであるAX8の優位性を更に高める事に貢献しています。

FRACTAL AXE FX2をインピーダンスMODを始めた頃は

30Vスタビライザーがありませんでしたので、

一世代前のFRACTAL AXE ULTRAを

インピーダンスMODした時のような劇的な変化は望めませんでした。

進化した30VスタビライザーとAXE FX2やAX8の組み合わせによる変化は

「劇的」と表現して差し支えないかと思います。


AX8をインピーダンスMODしIN2(FX RTN)を使ったバランス接続させた際の注意点があります。

・内蔵チューナーが使えなくなる

・アンプに繫いだ音とXLRアウトの音をミックスして使えなくなる

以上です。


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evaemis@power.email.ne.jp

「ベースシステムについて」

これから書く内容は主にライブをするプレイヤー向けのお話です。

ベーシストが楽器店でエフェクターなどを選ぶ場合100%アンプに繫いで試奏しますよね。

またエフェクターボードに並べたエフェクターで音作りする場合

スタジオなどでアンプで音出ししながら音決めしますよね。

ライブのリハーサルでもアンプから音を出しながら音決めしますよね。

でもそのアンプから出ている音って何パーセントくらい外音に反映されていますか?

会場によってはマイキングすらされずD・Iを介したライン音のみの場合もあります。

EVAへ直接ご来店いただいてベースシステムのご相談を受けた場合、

まずベース本体とエフェクターボードの位相を調べます。

位相を調べきちんと管理した上「正相」でプレイするのは

イロハのイなのでここからスタートです。

今まで「逆相」でプレイしていたと分かったらまず位相を合わせる。

これだけで音の悩みが一気に解決される方がほとんどです。(音ヌケのお話)

ここからが本題です。

ベースシステムはまずベース本体からD・Iまでのラインを整備しましょうと言うご提案です。

位相は音の方向、インピーダンスマッチングは音の経路の整備です。

音の方向である位相を切り替える製品は当社の各種スタビライザーまたはD・Iで行います。

ベース→エフェクター→D・Iまでの音の経路を整備する=インピーダンスマッチングです。

パッシブベースの出力信号はハイインピーダンス(以下Hi-Z)で

非常に微弱で外来ノイズの影響を受けやすい信号です。

この微弱なHi-Z信号をスタビライザーを通し

ノイズの影響を受けにくいローインピーダンス(以下Lo-Z)信号へ変換します。

問題はこの後エフェクターを繫いで行くとインピーダンスマッチングの問題が起こります。

スタビライザー(バッファ)などでインピーダンスを下げたLo-Z信号が

エフェクターのインプット(Hi-Z)に入るとローカットが起こります。

これが音ヤセの根本原因です。

普通のエフェクターの入力値は大体1MΩですが、

エフェクターを通過しLo-Zに変換された信号は大体1kΩです。

出力された1kΩの信号が次のエフェクター入力1MΩに入力されます。

ピンと来ないかもしれませんが1,000Ω(千オーム)と1,000,000Ω(百万オーム)です。

水道管と土管を無理矢理繫げようとしているようなものです。

この根本原因を解決する方法がインピーダンスMODです。

エフェクターのインプットの値をHi-ZからLo-Z専用に改造します。

本来エフェクターなりアンプの受け口がHi-Z(土管サイズ)でいいのは

ベースを直接入力する一つ目の受け口のみです。

※出力そのものがLo-Zのアクティブベースは

そもそもどこに繫いでもインピーダンスが合わない楽器です。

ベースのHi-Z信号を一旦スタビライザー(バッファ)で

Lo-Z信号(水道管サイズ)に変換したら、

D・Iまでの経路の音漏れ(音ヤセ)を無くして同じパイプ径で

繫いでしまおうと言うのがザックリしたイメージです。

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この画像は最近エフェクターからD・Iまで全て手を入れさせていただいた一例です。

D・Iを含めた8機種全てインピーダンスMODを施しました。

さらに8機種のうち4機種がエフェクトONで位相が

反転してしまうので反転しないよう位相反転処置も施しました。

お使いのエフェクターの中にはスタビライザーに相当するバッファもあったのですが、

ゲインが上がってしまう構造で音質変化も著しかったので

現在スタビライザーに入れ替えを検討いただいている所です。

直接ご来店いただけたお客様にはよくライブを動画に撮って

客席でどんな音がしているか確認してみて下さいとお話しています。

ライン音源ではダメでPAブース辺りにカメラを置いて

エアーで撮った音を確認してほしいのです。

まず逆相だとベースサウンドがボケボケモヤモヤで

何を弾いているのか分からないはずです。

正相なのに音の線が細い、

存在感が薄い、

音が遠い、

エフェクターON/OFFによる音の変化が分かり難い、

この辺りの問題はインピーダンスに起因しています。

インピーダンスマッチングしたシステムでは

ベース本来の音の太さとエフェクターで作りこんだサウンドが

滲まずホヤけずエフェクターON/OFFでのメリハリを保ったまま、

まるで目の前で弾いてもらっているかのようにダイレクトに客席に届きます。

アンプでバッチリ輪郭のあるエッジの効いた音作りしたのに

録画を見ると作った音(意図していた音)と

全然違ってるって経験があると思うんですけど。



どうしてもアンプで音を作りこみたいってプレイヤーの方、

最近は小型軽量のベースアンプヘッドが

沢山リリースされていますし思い切って導入してしまうのもアリです。

D・Iも搭載されている物がほとんどですので

アンプのインプットをインピーダンスMODします。

アンプ内蔵D・Iまでインピーダンスマッチングしたシステムを構築します。

そうすればアンプで作りこんだ音をアンプ内蔵D・Iを介して外音に反映されますし、

もちろんキャビネットからの出音も新たな次元の出音が体感出来ます。

D・Iを買う必要もありません。


最近は沢山のエフェクターを組み込んだ大きなエフェクターボードを

持っておられるベーシストも珍しくありません。

いきなり全てのエフェクターに手を加えて

スタビライザーとD・Iまで導入となると予算の問題もあるかと思います。

結局段階を経る形になりますがまず何から導入するべきか、

どこから手を加えるべきかなど効果的な順番は

システムごとに違って来ますのでまずはご相談下さい。


竿を買い替える、

エフェクターを入れ替える、

アウトボードプリアンプを何台も使い分ける、

音の悩みの解決策を模索しているとどうしても

目先の音色変化を追いかけてしまいます。

一度システムを見直す機会として音の方向(位相)と

音の経路(インピーダンスマッチング)に手を入れて

音の出方そのものをコントロールしてみませんか。

初期投資こそ大きく感じられますが

結果的に一番コストパフォーマンスが高く

出音向上の費用対効果にご納得いただけるかと思います。


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evaemis@power.email.ne.jp

「特注ERP Type3 TUBE PreAmp」をバージョンアップ

2013年にご注文いただいたERPプリアンプも5年近くの月日を経て、

問題点など色々含めてバージョンアップ改造を施しました。

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過去の記事はこちら

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バージョンアップ点
・Hi-Z(ハイインピーダンス)とLo-Z(ローインピーダンス)と入力を完全2系統化

Hi-Zインプットはパッシブベースを直接入力するかFinalStabilizerを介しての入力用。
Lo-Zインプットはアクティブベースを直接入力するか
Stabilizer等でインピーダンスを下げた入力用。
2013年製作当時はインピーダンスマッチングもパッシブ直かFinalStabilizerを使った
Hi-Z同士のマッチングのみを想定しての設計製作でした。
近年はインピーダンスMODから始まったローインピーダンス同士の
マッチングを重視するようになりLo-Z専用入力を設ける事としました。

・ミキサー付きエフェクトループを取り払いダイレクトとエフェクトのライン切替とする

ベースでも空間系をプリアンプ前とプリアンプ後ではサウンドが異なります。
改造前はプリアンプ後に空間系を混ぜる点を重視し
入出力レベル調整とミキサーを装備したエフェクトループを設けていました。
改造後は通すエフェクターもラックタイプの空間系のみと完全に割り切り、
入出力レベル調整とミキサーを取り払いました。
ミキサーでダイレクトとエフェクト音をミックスして位相差を作ってしまう状態より、
完璧なインピーダンスマッチングで直列接続する方がサウンド的にも有利と判断。
但しエフェクター本体で入出力レベルが調整出来る物、
ヘッドルームの低いコンパクトエフェクターは使用せず
100V動作のヘッドルームの高いラックタイプを厳選して使う事としました。
ダイレクトとエフェクトの切替は内部にラインセレクターを設けて、
フロントパネルのミニスイッチまたは外部フットスイッチで切り替えます。

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・ダイレクトとエフェクトのレベルを調整するためにレベルメーターを取付

まずダイレクト音でレベルメーターをADJUSTツマミを使って調整します。
エフェクトに切り替えてエフェクター本体の入力レベルを
エフェクターのレベルメーター表示を見ながら調整。
エフェクター本体のアウトプットレベルは
エフェクター本体のアウトプットレベルを調整しながら、
プリアンプ搭載のレベルメーター表示を見つつ
ダイレクト音との出力レベルを揃えます。

実際やってみて分かりましたがダイレクト音とエフェクト音のレベルを
スピーカーから出力されている音を聴感のみで合わせるのと、
レベルメーターを使って合わせるのとでは全然違いました。
いかに人間の耳がいい加減と言うか
エフェクターの音に惑わされているのかが分かりました。

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またレベルメーターはピッキングのバラツキを如実に表します。
ツブを揃えて弾いているつもりでもレベルメーター表示ではバラバラです。
ここでも聴感だけでは如何にいい加減かがイヤと言うほど分かりました。
当社のレベルメーターはピークホールド表示に近くゆっくり流れます。
最近流行りの入力音にリニアに反応し視覚的要素を満たせるものではありません。

レベルメーターは単体で製品として販売しておりますので、
レベル調整だけではなくピッキングの練習も兼ねて
エフェクターボードに入れるのもアリでしょう。
final_meter
FinalLevelMeter
定価21,600円(税込み)

今回の改造内容はラックケースの入れ替えも含め
安価で行える物ではございません。
ERPプリアンプをご愛用いただいているユーザー様で
この部分をこうして欲しいなどのアイデアがありましたらいつでもご相談下さい。

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evaemis@power.email.ne.jp

アンプ改造依頼色々 その②

前回から一ヶ月以上経ってしまいましたがアンプ改造シリーズです。

今回はいつもお世話になっているギタリストの方々から

ご依頼いただいたアンプのご紹介です。


キュウソネコカミ オカザワ様

FENDER USA HOTROD DEVILLE
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以前INPUTとRETURNの入力部分のインピーダンスMODを施しました。

今回は更に良くする方法があるかとのお問い合わせでした。

こちらからのご提案は以下の2点です。

・EQシフト改造

イコライザーの各周波数帯を見直し、

どう動かしても狙ったポイントで効かないピンボケ気味のEQが

キビキビ的確に狙ったサウンドへ調整出来るEQへと変貌します。

ローエンドは絞ってもスカスカにならずタイトに、ミドルは音を前へと押し出せるポイントに、

トレブルとプレゼンスはツン裂くような高域にはならず煌びやかさをコントロール出来ます。

・ポイントトゥポイント改造

薄いプリント基板のパターン配線特有の鈍臭い立ち上がりと音の細さから開放されます。

全ての配線をポイントトゥポイントにする訳では無く、

音の重要な経路のみピックアップし繫ぎ直します。

コスト面では安くついてサウンド面での効果は抜群です。

ブティック系アンプのような鋭い立ち上がりとなり鈍臭さと音の細さから開放されます。

元々基礎設計は良く出来たアンプですので大量生産品にありがちな

コストカットされている部分に手を入れてあげれば大変身します。

HOTRODシリーズをお使いの方は音に不満で買い換える前に是非ご相談下さい!



BAROQUE 圭様

MARSHALL 1987X Reissue
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以前「EVH5150Ⅲ」をインピーダンスMODさせていただいておりました。

新たなギターサウンドの模索として「MARSHALL 1987X」が選ばれました。

今回手を入れさせていただいた部分はINPUTとRETURN部分のインピーダンスMODです。

4INPUT仕様なのでチャンネルリンクしても音ヤセしないよう、

全てのINPUTをインピーダンスMODするべく内部に新規で基盤を製作しました。

チャンネル1チャンネル2それぞれ独立しても使えますし、

チャンネルリンクさせてもノーマルだと1から2へ繫いだ際に2のINPUT部分で

ローがゴッソリ持って行かれますがそういった心配は皆無です。

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RETURN端子はこのアンプに限った事ではありませんが、

多くのチューブアンプのRETURN部分は入力値がハイインピーダンスなので

エフェクターを繫ぐとこの部分で大幅にローカットされてしまいます。

ミキサーなどで並列に繫いでも対処療法に過ぎず根本解決にはなりません。

エフェクトループにエフェクター繫ぐと音が痩せるのでどうしたら良いか?

と、よくお問い合わせいただきますが

このRETURNのインピーダンス問題をクリアする以外に根本解決はあり得ません。


SCHON様

MARSHALL JMP SUPER LEAD 100W
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1980年前後のJMPです。

あまり人気が無く状態が良いものでも安価で入手出来る狙い目のモデルだと思います。

届いてパッと音を出してみた印象。

「音が速い!音圧がすごい!」

現行Reissueの様な使い易くマイルドな印象とは間逆の出音ですね。

時間を掛けて弾きこんでいくと何故人気が出ないのかよく分かります。

爆音過ぎ、低音が暴れる、そんなに歪まない、エフェクトループも無い、

音が速いのはいいが耳に痛いツン裂く高域がどうEQをイジっても取れない、

実際このままだと使いようが無いと言うのが正直な感想です。

今回は改造前提での購入だったので色々手を入れました。

・4INPUT部分のインピーダンスMOD
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・EQシフト改造

内容はHOTRODと同じです。

・ポイントトゥポイント改造

内容はHOTRODと同じです。

・電源インレット改造
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・マスターボリューム増設
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フロントパネルのプレゼンスをリアパネルへ移設しマスターはプレゼンスの場所へ取り付けました。

一般的な取り付け方ですと音量を下げるとインピーダンスも下がるので、

ハイ落ちしてヌケなくなってしまいます。

独自のマスターボリューム増設方法ですのでオーディオボリュームのような

綺麗なカーブで音量が調節出来るようになります。

※極小音量で良い音がすると言う意味合いではございません。

・SEND/RETURN増設
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今回は真空管を使わずソリッドステートの回路を設計し取り付けました。

SENDとRETURNにそれぞれ独立したボリュームを設けていますので、

コンパクトエフェクターからラックエフェクターなど

様々な入出力レベルに対して細かく最適なレベル設定が可能です。

その増設SEND/RETURNが早速RECの現場で役に立ったとお写真をいただけました。

初代5150とMESA RECTIをプリアンプとして使いJMPのパワーアンプを使ってのRECです。

IMG_0279.jpg

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IMG_0280.jpg

それぞれのアンプをそのまま使って音作りするより

JMPパワーアンプを使った方が倍音の拡がりや押し出し感が全然違って

エンジニアの方も納得のサウンドが作れたそうです。

RETURNボリュームでプリアンプとのレベル調整が緻密に出来た事も良かったとの事でした。

5150やRECTIのパワー管をEL34に換えれば出る音では無いんですよね。

JMP、この時代のトランスやパーツを含めた色々な構成でしか出せない音だと思います。
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JMPの中古は10万~15万程度で入手可能なようなのでベースとして購入し、

今回施した改造メニューを取り入れればJMPの良さを残しつつ扱い易さに加え、

サウンドにより磨きを掛けた極上のMARSHALLサウンドが手に入ります。

ハイゲインアンプは巷に溢れていますが歪むか歪まないかギリギリの

極上のクリーン・クランチサウンドが得られるアンプはホント少ないですよね。

各チャンネルでキッチリ分けられたクリーン・クランチ・ハイゲインでは出せない音です。

良いドライブペダルと組み合わせれば

素晴らしいMARSHALLディストーションサウンドも作り出せますね。


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evaemis@power.email.ne.jp

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Author:evaemis
大阪でオリジナルエフェクターやエフェクトボード製作を手掛けるEVA電子楽器サービスです。

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